【特別企画第1弾】真壁利明理工学部長インタビュー[1/3]

去る8月某日、夕立の雷鳴がかすかに聞こえる中、真壁利明理工学部長・理工学研究科委員長へのインタビューを行った。昨年度のインタビューLink では就任直後に学部長としての抱負を伺ったが、それから約1年が経過した。

今年2008年は慶應義塾創立150年、さらに6年後には理工学部創設75周年を迎えるが、この先理工学部はどのような方向に歩もうとしているのであろうか?その中で矢上祭に期待されるものとは?矢上キャンパスを率いる真壁学部長に直撃した。

これからの「理工学部」~グローバル化と多様化の中で~

――― 学部長就任から1年と数ヶ月、一教員であったときとの違いをどのような点で感じますか?

皆さんが日常、目にし耳にする大学に関する記事には、大学教員の教育と研究と社会貢献について、その質と量をともに問うものが多いですね。私は去年の4月に学部長に就任するまで電子工学科の教員として、この3つを「プラズマナノテクノロジー」分野で行ってきました。ところで、この矢上キャンパスでは、およそ280名の専任教員と、これとほぼ同数の非常勤の先生方が150名近い職員の皆さんとともに、2000名の学部3・4年生、1800名の修士・博士課程の大学院生の教育と研究、またこれに関連した社会活動に日々活動しています。キャンパスの中で、すべてのことに責任がある立場になるということは当然ですが、専門分野をもって活動していた時代と比べて大違いですね。

21世紀のいま、教育グローバル化が急速に進みつつあります。欧米諸国にいても、我が国にいても、同様の教育が受けられるシステムへ移行しつつある、歴史的に見ても非常に大きな変革の時期です。同時に、地球温暖化に代表されるように「地球環境の保全」と、「持続的発展」いうキーワードで表現される時代背景のなかで理工学部を運営しています。もっとひろく人類の21世紀というのが、一体どういう科学技術の時代かと問われると、私としては「こんな時代ですよ」というよりはむしろ、科学技術の発展の方向が多様性に満ちた時代と認識しています。教育グローバル化と、科学技術の多様性と高度化の下で、どういう風に今後の塾理工学部と大学院理工学研究科が進んでいくべきかを学部長になってから深く考えるようになりました。

――― グローバル化と多様性の時代、理工学部はどのように進んで行くのでしょうか?

これから10年、15年先に科学技術が色々な方向に発展していくとき、それを受け止め中心となって各方面で活躍できる柔軟な力がわが国には欲しいわけです。そのために世界トップクラスの教育・研究拠点としてのキャンパスのプラットホーム―教育のプラットホーム、研究のプラットホームなど―の再整備の時期だと思っています。これをソフトとハードの両面から行おうとしています。このためにリノベーション会議を設け青写真を描いています。

矢上キャンパスのシンボル:創想館
矢上キャンパスの玄関14棟は「創想館」とも呼ばれる.

第2回(慶應義塾150年と「理工学部」に続きます.)Link

— posted by 小泉@広報局長 at 11:10 pm  

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